ヒールを履いた日や、タイトなワンピースを着た日ほど、乗り降りにワンテンポ気を遣うという方は多いはずです。座面の低いスポーツカーだと、脚の運び方ひとつで印象が変わってしまうこともあります。今回は、服装別に気をつけたい乗り降りの所作をまとめました。
ヒールで運転席に乗り込むときの脚の運び方
座面が低い車では、ヒールのまま踏み込むように乗り込むと、足首に負担がかかったり体勢が崩れたりしやすくなります。まずお尻を先にシートへ沈め、それから両脚をそろえてゆっくり車内へ運ぶ動作を意識すると、見た目にも余裕が生まれます。焦って片脚ずつ無理な角度で入れようとすると、かえって時間がかかることもあるでしょう。運転席のシートを事前に一段下げておくと、ヒールのまま乗り込む際の圧迫感が和らぐという声もあります。座面の硬さやすべりやすさは車両によって差があるため、試乗の機会があれば実際にヒールで乗り降りして確認しておくと安心です。
運転用の靴に履き替える目安
一般に、ヒールの高さが5cmを超えると、ペダル操作の感覚がつかみにくくなるといわれています。運転前にフラットシューズへ履き替えたり、車内に予備の靴を常備したりする方も少なくありません。履き替えの手間を惜しまないことが、結果的に安全運転にもつながるはずです。信号待ちなど短い停車中に履き替える場合は、フロアマットを汚さないよう靴底を軽く払ってから足を上げると安心です。荷室やシート下に予備の靴を収納できるポーチを常備しておくと、履き替えそのものの手間も軽くなるでしょう。
ワンピース・タイトスカートで乗り降りする際の所作
タイトなスカートやワンピースの日は、脚を大きく開かずに乗り込める角度を意識するだけで、印象がぐっと変わります。ドアを大きめに開け、体を斜めに向けてから腰を下ろすと、無理なく座面に収まります。座ったら裾を軽く手で整えてから脚を車内に入れる、という順番を守ると慌てずに済むでしょう。夏場は素材によって座面で滑りやすくなることもあるため、乗り込む前に一呼吸置く余裕を持っておくと安心です。降りるときも、先に脚を出してから体を起こす手順にすると、スムーズに立ち上がれます。
素材によっては座面との摩擦で裾がめくれやすくなることもあるため、乗り込む前に軽くスカートを押さえながら腰を下ろす習慣をつけておくと安心です。冬場はコートの厚みで動作がしにくくなることもあるので、コートの前を開けたまま座るなど、季節に応じた工夫も役立つでしょう。友人とドライブに出かける日は、あらかじめ服装に合わせた乗り降りの手順を軽く共有しておくと、お互いに気を遣わずスムーズに動けます。写真を撮る予定がある日は、乗り込む前にスカートのラインを整えておくと、当日の余裕にもつながるでしょう。
周囲の視線が気になる時にできる工夫
人通りの多い場所での乗り降りは、視線が気になって動作が固くなってしまうこともあるでしょう。あらかじめ乗り降りの手順を体に覚えさせておくと、自然な所作でこなせるようになります。助手席側から先に荷物を降ろしておいたり、日陰や人通りの少ない位置に停めたりすると、気持ちに余裕が生まれます。同乗者がいる日は、ドアの開閉を手伝ってもらったり、声をかけ合ったりすると、乗り降りの時間が楽しいひとときに変わるでしょう。信号待ちの交差点や人通りの多い商業施設の前など、視線が集まりやすい場所ではとくに落ち着いた所作を意識したいものです。事前に乗り降りの手順をイメージしておくと、いざという時にも動作がぶれにくくなります。混雑した商業施設の駐車場では、後続車を待たせているという焦りから動作が雑になりがちです。深呼吸をひとつ挟んでから乗り降りを始めるだけでも、所作に落ち着きが戻ってくるはずです。
ヒールやワンピースの日の乗り降りは、脚の運び方と手順を少し工夫するだけで負担が軽くなります。運転用の靴を用意する、乗り込む角度を意識するなど、できることから試してみてください。慣れてくると、乗り降りの所作そのものに自信が持てるようになるはずです。
